【パントマイム入門講座~パントマイムとは?~】
パントマイムとは、台詞を用いずに、自身の肉体のみでパフォーマンスを表現する、
「演劇」の形態のひとつです。
固定された概念は存在せず、そこに存在しないものを、あたかも存在するかのようなテクニックがパントマイムには必要となります。
世間的に知られている範囲では、 「チャップリン」がまずあげられます。
いかし、日本においては大道芸などのストリートパフォーマンスなどで時々目にする事はありますが、現実的にはパントマイムはそれほど浸透しておりません。
世界との技術レベルの格差も大きく、日本人のパントマイミストのレベルはまだまだかなり低いのが現状のようです。
有名なテクニックとしては、
●見えない壁
●エスカレーター
●ロープ
などがあげられます。
また、独自の「ステップワーク」もパントマイムには必要です。
これらの基本技術の習得でさえも、しっかりと身につけるには最低でも数年はかかるのがパントマイムです。
しかし、毎日の練習の成果がしっかり体感出来るパフォーマンスでもあるので、根気があればある程度のレベルまでは必ず達する事が出来ると思います。
尚、予断ですがパントマイムを演じる者をパントマイマーと言いますが、これは日本の造語で、パントマイムを演じる者を正式には「パントマイミスト」と呼びます。
パントマイムの歴史を辿ると、パントマイムの発祥は西洋、古代ギリシャ・ローマ時代にまで遡ります。
古代ギリシャ・ローマ時代では、まだパントマイムという演劇形態が独立した存在ではなく、演劇のワンシーンに、現在のパントマイムの原理に近い動きがされていたという記録が残っております。
その後、ヨーロッパ大陸を渡り歩いた歴史上有名な旅芸人一座「コメディア・デラルテ」により、パントマイムの基礎の確立がなされ、世間への認知度が急速に高まりを見せまるようになります。
そして、コメディア・デラルテのパフォーマンスを参考とした様々な演劇団体、演劇学校が設立されるようになっていきました。
このように時代とともにパントマイムは少しずつ浸透し、現代のパントマイムの基礎理論を構築したと言われるドゥクルー、その弟子マルソーなどが台頭してきたのです。
こうして演劇形態の一部分のパフォーマンスであったパントマイムは、現在の独自の分野としてのパントマイムとして大きく発展する事となったのです。
